実家じまいは何から始める?|片付けの順番を解説

実家じまいは何から始める?片付けの順番を解説

実家じまいをすることになって、久しぶりに実家へ行ってみたら、

「物が多すぎて、どこから手をつければいいか分からない……」

そんな状態になることがあります。

長年家族が暮らしてきた家です。

家具、家電、衣類、食器、本、写真、趣味の物など、数十年分の家財が残っていることも珍しくありません。

だからといって、目についた物からどんどん捨て始めるのはおすすめしません。

実家じまいには順番があります。

今回は、実家じまいを始めるときの片付けの進め方を分かりやすく解説します。

実家じまいは「捨てる」から始めない

実家じまいというと、

「まず家の中を空っぽにしなければ」

と思うかもしれません。

でも、最初にやるのは処分ではありません。

長年暮らした実家には、

  • 通帳
  • 印鑑
  • 契約書
  • 保険関係書類
  • 不動産関係書類
  • 貴金属
  • 現金
  • 写真
  • 手紙
  • 思い出の品

などが残っている可能性があります。

さらに、家族にとっては不要に見えても、別の家族にとって大切な物かもしれません。

そのため、

「全部いらないから処分しよう」

と始めてしまうと、後から取り戻せない物まで捨ててしまう可能性があります。

① まず家族で実家をどうするか話す

最初にやっておきたいのが、家族との話し合いです。

確認したいのは、

「この実家を最終的にどうするのか?」

です。

例えば、

  • 売却する
  • 賃貸する
  • 家族が住む
  • しばらく空き家として管理する
  • 建物を解体する

などがあります。

実家をどうするかによって、片付けの期限や残す物も変わります。

兄弟姉妹がいる場合は、

「この家具は欲しい」

「アルバムは残してほしい」

「仏壇はどうする?」

など、それぞれ希望が違うこともあります。

一人で処分を進める前に、家族の意向を確認しておきましょう。

② 家と土地の名義を確認する

次に、実家の名義を確認します。

親名義なのか。

すでに相続しているのか。

土地と建物の所有者は同じなのか。

特に実家を売却・解体する予定なら、早い段階で確認しておいたほうがいいでしょう。

相続した不動産については、2024年4月から相続登記が義務化されています。法務省によると、相続によって不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記を申請することが原則として必要です。

片付けだけ進めて、

「いざ売ろうとしたら名義の整理が必要だった」

とならないよう、早めに確認しておきましょう。

③ 重要書類・貴重品を最優先で探す

ここから家の中を見ていきます。

最初に探すのは、捨てる物ではありません。

重要書類と貴重品です。

特に確認したい場所は、

  • タンスの引き出し
  • 机
  • 本棚
  • 押し入れ
  • 仏壇周辺
  • 金庫
  • バッグ
  • 書類ケース

などです。

古い封筒や箱の中に、通帳や現金が入っていることもあります。

この段階では、

「いる・いらない」を細かく判断する必要はありません。

大事そうな物は一か所へ集めて、後から家族で確認すると進めやすくなります。

④ 「残す・売る・処分する」の3つに分ける

重要な物を確保したら、いよいよ家財を仕分けます。

おすすめは、

残す

売る

処分する

の3分類です。

「いる・いらない」の2つだけにすると、不要=すぐ処分になってしまいます。

でも、

自分たちは使わないけれど、売れる物

があります。

そこで「売る」という分類を最初から作っておくのがポイントです。

⑤ 最初は判断しやすい場所から片付ける

いきなり思い出の品が多い部屋から始めると、なかなか進みません。

例えばアルバムを開いて、

「懐かしいな」

と見始めたら、それだけで時間が過ぎてしまいます。

最初は、

  • 洗面所
  • 台所の消耗品
  • 冷蔵庫
  • 明らかなごみ
  • 使用期限の切れた物

など、比較的判断しやすいところから始めると進めやすいです。

逆に、

写真・手紙・アルバム・形見

などは後回しでも構いません。

片付けに勢いがついてから取り組むほうがいいと思います。

⑥ 大型家具は最初に動かさなくていい

タンスや食器棚を見ると、

「まず大きい物から捨てよう」

と思うかもしれません。

でも、最初から大型家具を動かす必要はありません。

家具の引き出しや棚の中には、重要書類や貴重品が残っている可能性があります。

まず中身を確認してください。

また、家具についても、ブランド・デザイン・状態・需要などによって買取できる場合があります。

中身を確認→査定の可能性を確認→最後に搬出

くらいの順番で十分です。

⑦ 古い物を捨てる前に「売れる物」を確認する

実家じまいで特にもったいないのが、

「古いから価値がない」と判断して全部捨ててしまうこと

です。

実際には、古い物の中にも買取できる物があります。

例えば、

  • 貴金属
  • 腕時計
  • ブランド品
  • カメラ・レンズ
  • オーディオ
  • レコード
  • 楽器
  • 電動工具
  • 骨董品
  • 掛軸
  • 古銭
  • ブランド食器
  • 昔のおもちゃ
  • ゲーム機
  • 家具

などです。

「これは売れないだろう」

と思った物でも、中古市場では需要があることがあります。

自分で価値を判断して処分する前に、査定してもらう方法があります。

⑧ 買取査定は「処分業者を呼ぶ前」

ここは順番が重要です。

おすすめは、

買取査定→残った物を処分

です。

逆に、

処分→買取査定

では、売れる物までなくなっている可能性があります。

買取できる物を先に抜けば、

買取代金を受け取れる

だけでなく、

処分する物量を減らせる可能性

もあります。

実家じまいの費用を考えるうえでも、この順番は重要です。

⑨ 残った物の処分方法を決める

残す物と売れる物を取り除いたら、最後に残った物を処分します。

盛岡市の場合、家庭から出るごみには市の分別・排出ルールがあります。

また、引っ越しなどで一時的に大量のごみが出る場合、盛岡市は集積場所へ一度に出すのではなく、自分で処理施設へ持ち込むか、許可を受けた収集運搬業者へ依頼する方法を案内しています。

実家一軒分となると大量になる場合があるので、

「自分たちで処分できる量なのか」

を考えて方法を決めましょう。

⑩ 最後に大型家具・家電を搬出する

細かい物がなくなってから、

  • タンス
  • 食器棚
  • テーブル
  • ベッド
  • ソファ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機

などの大型品を搬出すると作業しやすくなります。

なお、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象品目です。通常の粗大ごみと同じ方法では処分できないため、それぞれ適切な方法で処分する必要があります。

実家じまいを一日で終わらせようとしない

実家一軒分の片付けは、思っている以上に大変です。

何十年分もの物があります。

そのため、

「今週末で全部終わらせよう」

とすると疲れてしまいます。

例えば、

1日目:重要書類・貴重品

2日目:台所

3日目:押し入れ

4日目:趣味用品

というように、場所や種類ごとに分ける方法があります。

遠方に住んでいる場合は、

「次に実家へ行く日までに何を終わらせるか」

を決めておくと進めやすいでしょう。

片付け中に「保留箱」を作る

実家じまいでは、

「これは捨てていいのかな?」

と判断できない物が必ず出てきます。

そこで便利なのが、

保留箱

です。

迷った物はいったん保留箱へ。

その場で悩み続けない。

これだけでも作業スピードが変わります。

ただし、保留箱を何十箱も作ると意味がなくなるので、

保留は1~2箱まで

などルールを決めるといいでしょう。

実家じまいの片付けはこの順番

迷ったら、次の順番で進めてみてください。

① 家族で話し合う
↓
② 家・土地の名義を確認する
↓
③ 重要書類・貴重品を探す
↓
④ 家財を「残す・売る・処分する」に分ける
↓
⑤ 判断しやすい場所から整理する
↓
⑥ 売れそうな物を査定する
↓
⑦ 残った物を適切に処分する
↓
⑧ 大型家具・家電を搬出する
↓
⑨ 売却・解体など次の段階へ進む

一番覚えておいてほしいのは、

残す→売る→処分する。

この順番です。

びほん堂は実家じまいの「買取」をお手伝いします

びほん堂では、家の中の家財をすべて回収・処分する片付け作業は行っていません。

行っているのは、

再販売できる品物の査定・買取です。

盛岡市を中心に、

「実家じまいを始めたけれど、売れる物が分からない」

「親が施設へ入り、実家を整理することになった」

「空き家を売却・解体する前に家財を見てほしい」

といったご相談に出張で対応しています。

大量に処分する前に、

「これは売れる?」

という物があれば、一度ご相談ください。

代表のひとこと

実家じまいで一番避けたいのは、焦って全部捨ててしまうことだと思います。

物が多いと「とにかく減らしたい」と思いますよね。

でも、一度捨てた物は戻ってきません。

だから僕なら、

大事な物を探す→残す→売る→最後に処分する。

この順番で進めます。

全部を一日で終わらせる必要もありません。

一部屋ずつ、一つずつ進めれば大丈夫です(^^)

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