遠方から盛岡の実家を片付けるときの進め方|何度も帰省しないための段取りを解説

遠方から盛岡の実家を片付けるときの進め方

「親が施設に入り、盛岡の実家を片付けることになった」

「実家を相続したけれど、自分は県外に住んでいる」

「帰省できるのが年に数回しかない」

遠方から実家を片付ける場合、近くに住んでいる人とは少し進め方が違います。

毎週のように実家へ行けるわけではありません。

交通費もかかりますし、仕事や家庭の都合もあります。

だからこそ大切なのが、

帰省してから考えるのではなく、帰省する前に段取りを決めること。

今回は、遠方から盛岡の実家を片付けるときの進め方を解説します。

遠方の実家片付けで大変なのは「物」だけではない

実家に物が大量にあること自体も大変です。

しかし、遠方の場合はそれ以上に、

時間と移動

が問題になります。

例えば東京などから盛岡へ帰省して、

「今日は何からやろうか?」

と家族で相談するところから始めていたら、それだけで時間を使ってしまいます。

そして夕方になって、

「結局あまり片付かなかった」

となれば、また次回帰省しなければなりません。

そのため遠方の場合は、

1回の帰省で何を終わらせるか

を事前に決めることが重要です。

① まず実家を今後どうするか決める

片付けを始める前に、家族で実家の今後について話しておきましょう。

例えば、

  • 売却する
  • 家族が住む
  • 賃貸する
  • しばらく空き家として維持する
  • 解体する

などです。

最終的に売却や解体を予定しているなら、家財を減らしていく必要があります。

一方、親が施設へ一時的に入居しているだけなら、すぐに家を空にする必要がない場合もあります。

家をどうするのか→いつまでに片付けるのか

この順番で考えると予定を立てやすくなります。

② 帰省前に家族の役割を決める

兄弟姉妹がいる場合は、

「実家に着いてから相談」

ではなく、できるだけ事前に話しておきます。

例えば、

兄:不動産・名義関係

姉:親が残したい物の確認

自分:買取・処分業者への連絡

というように担当を分けます。

遠方の実家じまいでは、

全員が全部やろうとしないこと

も大切です。

③ 最初の帰省は「全部片付ける日」にしない

最初の帰省で家を空っぽにしようとすると大変です。

まずは、

家の状態を把握する日

と考えてもいいでしょう。

確認したいのは、

  • 各部屋の物量
  • 押し入れ
  • 納戸
  • 物置
  • 車庫
  • 大型家具
  • 家電
  • 庭
  • 郵便物
  • 水道・電気などの状況

です。

スマートフォンで各部屋の写真や動画を撮っておくと、帰宅後に業者へ相談するときにも役立ちます。

④ 最優先で重要書類・貴重品を探す

最初の帰省で優先したいのが、

重要書類と貴重品の確保です。

例えば、

  • 通帳
  • 印鑑
  • 現金
  • 保険関係書類
  • 不動産関係書類
  • 契約書
  • 貴金属
  • 腕時計
  • 写真
  • 手紙
  • 家族にとって大切な物

などです。

特に、

タンス・机・仏壇・バッグ・本棚・押し入れ

などは中まで確認しましょう。

遠方の場合、一度処分してしまうと簡単には確認し直せません。

迷った物は無理に判断せず、

「保留」

として残しておく方法もあります。

⑤ 家財を「残す・売る・処分する」に分ける

次に家財を3つに分類します。

残す

家族が使う物、思い出の品、大切な物。

売る

自分たちは使わないけれど、中古市場で再販売できそうな物。

処分する

不要で、買取も難しい物。

この3つです。

遠方の場合は特に、

「不要=すぐ処分」

にしないことがポイントです。

⑥ 売れる物は帰省日に合わせて査定してもらう

遠方から盛岡へ来る場合、買取業者と予定を合わせておくと効率的です。

例えば、

土曜日の午前:家族で重要品を確認

土曜日の午後:買取査定

日曜日:残った物を分別

という形です。

これなら、

残す→売る→処分する

を一度の帰省で進められます。

実家から出やすい物では、

  • 貴金属
  • 腕時計
  • ブランド品
  • カメラ
  • オーディオ
  • レコード
  • 楽器
  • 電動工具
  • 骨董品
  • 掛軸
  • 古銭
  • ブランド食器
  • 昔のおもちゃ
  • ゲーム
  • 家具

などが買取できる場合があります。

価値が分からない物を一つずつ自宅へ持ち帰って調べるより、盛岡にいる間にまとめて査定してもらう方法もあります。

⑦ 「売る物」を先に減らしてから処分を考える

遠方の実家じまいでは、処分業者へ、

「全部持っていってください」

と頼みたくなるかもしれません。

でも、その前に売れる物を確認しておくことをおすすめします。

例えば300点ある家財のうち30点でも買取できれば、処分対象は270点になります。

つまり買取は、

お金になる可能性がある

だけでなく、

処分する物量を減らす

という意味があります。

遠方だからこそ、

買取→処分

の順番を最初から組んでおくと効率的です。

⑧ 自分たちで処分するなら「帰省日」を先に確認する

盛岡地域では、引っ越しなどで出る大量のごみを地域の集積場所へ一度に出すことはできません。

地域ごとのルールで分別したうえで、処理施設へ直接持ち込むか、収集運搬業者へ依頼する必要があります。

盛岡地域の場合、燃やせるごみや古紙はクリーンセンター、燃やせないごみ・資源ごみ・粗大ごみはリサイクルセンターが主な搬入先です。

遠方から帰省する場合に注意したいのが、

処理施設の受入日・時間です。

せっかく帰省してレンタカーを借りても、施設が休みでは予定が崩れてしまいます。

クリーンセンターも、大量ごみを持ち込む場合には受入日や時間を確認して計画的に持ち込むよう案内しています。

⑨ レンタカーへ積む前に分別する

遠方から来て限られた時間で処分するなら、

家で分別→種類ごとに車へ積む

という順番がおすすめです。

盛岡市の処理施設では、ごみの種類によって降ろす場所が異なります。

また、持ち込んだごみは基本的に自分で降ろします。重量物や大量のごみの場合は、荷下ろしに必要な人数を確保するよう市も案内しています。

実家で何でも車へ積んでしまうと、処理施設で分別し直すことになりかねません。

⑩ 自分たちで難しい部分は地元の事業者を使う

遠方だからといって、すべて自分たちでやる必要はありません。

例えば、

買取は買取業者

家財処分は適切な業者

売却は不動産会社

解体は解体業者

というように分ける方法があります。

盛岡市には「空き家等対策協力事業者登録制度」があり、家財処分、建物・庭の管理、売買・賃貸仲介、解体、相続、登記などの事業者情報を公開しています。

市も、この制度の利用例として**「遠方に住んでおり、管理することが大変」**というケースを挙げています。

ただし、この制度は盛岡市が優良事業者を認定・推薦するものではありません。料金やサービス内容を確認して依頼しましょう。

遠方なら「帰省1回で全部」より「帰省1回の目的を決める」

例えば、こんな進め方があります。

帰省前

家族で方向性を決める
↓
必要な業者へ連絡する
↓
帰省日に合わせて予約する

1回目の帰省

実家全体を確認
↓
重要書類・貴重品を確保
↓
残す物を決める
↓
売れる物を査定

帰省後

処分業者や不動産会社などと電話・メールで調整

2回目の帰省

残った家財を処分
↓
必要なら清掃・売却・解体など次の段階へ

こうすれば、

「とりあえず盛岡へ帰ってから考える」

より予定を組みやすくなります。

遠方だからこそ写真と動画を残す

実家から自宅へ戻ったあと、

「あの部屋に何があったっけ?」

「タンスは何本あった?」

となることがあります。

そこで、片付け前に各部屋をスマートフォンで撮影しておくと便利です。

写真だけでなく、

玄関から各部屋を順番に動画で撮影する

のもおすすめです。

後から家族で確認したり、事業者へ相談したりするときにも状況を説明しやすくなります。

遠方から盛岡の実家を片付ける流れ

迷ったら、この順番で進めてみてください。

① 実家を今後どうするか決める
↓
② 家族の役割を決める
↓
③ 帰省日を決める
↓
④ 必要な業者を帰省日に合わせて予約する
↓
⑤ 重要書類・貴重品を確保する
↓
⑥ 家財を「残す・売る・処分」に分ける
↓
⑦ 売れる物を先に査定する
↓
⑧ 残った物を適切に処分する
↓
⑨ 売却・管理・解体など次の段階へ進む

ポイントは、

盛岡へ来てから全部考えないこと。

遠方であればあるほど、事前準備が大切です。

びほん堂は帰省日に合わせた出張査定もご相談ください

びほん堂では、実家一軒分の家財をすべて回収・処分する片付け作業は行っていません。

行っているのは、

再販売できる品物の査定・買取です。

「県外に住んでいて、今度の帰省で実家を整理したい」

「盛岡にいるのが2日間しかない」

「処分業者を呼ぶ前に、売れる物だけ見てほしい」

といった場合もご相談ください。

日程が合えば、帰省日に合わせて出張査定することも可能です。

遠方から実家じまいをする場合も、

残す→売る→処分する。

この順番を先に決めておけば、限られた時間を使いやすくなります。

代表のひとこと

遠方から実家を片付ける場合、一番もったいないのは「とりあえず帰省してから考える」ことだと思います。

せっかく盛岡まで来たのに、業者の予約が取れない。

処理施設が休みだった。

家族で話がまとまっていない。

これでは、また帰ってこなければなりません。

だから僕なら、帰省前に予定をほぼ決めておきます。

そして盛岡に来たら、

残す→売る→処分する。

この順番で一気に進めます。

遠方だからこそ、「作業」より先に「段取り」を作るのがポイントです(^^)

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